新潮社からの出版が決った電車男ですが、新ためてHPの方を読んで見ました。まぁ、以前にも読んでいたので、本当にあらためてというところでしょうか。まぁ、海外にいてちょっと早起きしちゃったので暇だったんですけどね。
いいお話ですよ。作り話じゃないからなおさらに。2ちゃんねるの是非についてはいろいろ言われることがありますが、基本的には2ちゃんねる肯定派です。いわゆる「署名」によって世間が動くような、ちょっといい意味と悪い意味の両方を兼ねそなえた、なんか力を持ってますよね。
い わゆる秋葉系の男の子がオシャレな年上の女性に恋をして変っていくというありきたりなストーリーなのですが、ありきたりなことを本当に実践されると感動し ますね。人は変れるという風な書評をいくつか見かけましたが、私はそれは違うと思います。電車男はあくまでも電車男で彼は秋葉系のぼくとつとした男なので す。興味の対象がアニメからエルメスさんと言う女性に変っただけで。それに彼はかっこよくなったわけじゃないと思います。彼ははじめからかっこよかったの です。それをエルメスさんが最初に見付けただけなのだと思います。
電車男さんが、出版された本によせているコメントですが「これを読み終 えた時に好きな人をもっと好きになってくれたら嬉しいです。(電車男)」というコメントをよせています。これはきっと、彼自信が読み返してエルメスさんの ことをもっと好きになったということなのだと思います。
「事実は小説より奇なり」とは良く言ったものです。まさに、それだと思います。僕 は、このお話の中で一番好きなのは電車男さんがエルメスさんに、2ちゃんねるのスレッドの住人達を「友達」と表現することです。一度も会ったことのない、 2ちゃんねるのスレッドの住人でも彼にとってはかげがえのない友達です。こういう表現の出来るやさしさがあるからこそ、電車男さんはエルメスさんにも好か れたのだと思います。
このお話の良いところは、このお話は終わるのではなく、このお話が終わったところから「電車男さんとエルメスさん」の物語が始まっているところだと思います。電車男さん、エルメスさんお幸せに!
0 件のコメント:
コメントを投稿