2013年8月5日

本格的なDual SIM運用

家族とのやり取りがSPモードメールだったので、これをやめても平気かなーというのが懸案で、しばらく2台持ちだったのですが、さすがに「充電を気にする機械」が増えると、めんどうくささが100倍になるので、思い切ってXperia Tipo Dualに1本化しました。

手元にあるのは、ソフトバンクのSIMとドコモのSIMが、それぞれ1枚の計2枚。これを使ってどうやって効率良く運用できるかということを考えてみました。


  1. メインのSIMはどっちにするか
    ソフトバンクは普通にSIMフリーの端末で通話もデータ通信も可能です。ドコモのSIMはSPモードのままだと通話のみです。データ通信をするには、追加でMopera Uの契約(月額525円/Xi契約の場合)が必要です。

    私の生活には実はテザリングが必須です。ソフトバンクは、月額525円でテザリングオプションを契約すればいいようですが、ドコモは実はMopra Uはテザリングに非対応(実際のところはSPモードと二重契約にすれば使えるようですが、使えなくなる可能性があります)ということで、メインのSIMはソフトバンクにすることにしました。
  2. 転送電話の設定
    実はDual SIMの端末というのは2つの電話番号を同時に待ち受けすることはできません。一方を3G(WCDMA)にすると、もう一方は2G(GSM)になっています。2Gは現在の日本ではサービスされていません。

    したがって、ドコモ→ソフトバンクの向きに電話の転送を設定します。転送電話は申し込みが必要ですが、無料なので気にせず申し込みました。転送電話を設定する際に「ガイダンスの有無」を選べます。このガイダンスとは何かというと転送をするときに「電話を転送しますので、しばらくお待ち下さい」みたいなメッセージを流すかどうかということです。かけた人が驚くといけないので、ここは「無」で設定します。
  3. 動作確認
    ドコモの番号にかけて正常に転送されてくることを確認し、ソフトバンクの方で通話の発信と着信、データ通信、テザリングの動作の確認をしたら、一応、動作確認完了です。
実は、ここまで設定してわかったのですが、これで安定して稼動できるなら、実はドコモの方の番号は「万が一のときの通話発信」だけでいいので、SPモードやMopera Uの契約が必要ないどころか、高額なパケット定額プランに加入する必要がないのです。

今は、「Xiパケホーダイライト」と言う4935円/月のプランに加入していますが、「Xiパケホーダイダブル」に契約変更するとあまり使わなかった月は2100円/月なので、2835円安くなります。SPモードが315円に対して、Mopera Uが525円なので210円差額がありますが、それを加味しても2625円安くなります。

※2013年8月の今現在は実はSPモードとMopera Uを同時契約すると315円割引になるので、わざわざ解約する必要は料金上はありません。

ドライに割り切る(長期契約の違約金とかを考慮しない)なら、ドコモの方は「通話のみ」のプランにしてしまい、いざとなったらドコモのセンターに電話してデータ通信を開通するという方法もあるのですが、電波状況の悪いところなどに行った際に「ドコモならつながる」ということもあるでしょうから、最低限残しておきたいなーと言う思いがあり、運用が落ちついたらXiパケホーダイダブルに変更しようかなと思っています。

まとめ
SIMフリーのスマートフォンを日本で使うには、相当にハードルが高いです。キャリアのサポートもなく、自分で調べて端末の細かい設定を一杯する必要があります。僕のように2つのケータイを持って歩くのがめんどくさいとかっていう特別な場合はさておき、普通にキャリアのケータイを買って使った方がいいと思います(笑)